楽園追放 -Expelled from Paradise- |
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『楽園追放 -Expelled from Paradise-』(らくえんついほう エクスペルド フロム パラダイス)は、2014年11月15日に公開されたアニメーション映画。東映アニメーションとニトロプラスによる合作のフルCGアニメであり、監督は水島精二、脚本は虚淵玄がそれぞれ担当した。 2024年11月15日より2週間限定で4Kアップコンバート版が『楽園追放 -Impelled by 10th Anniversary-』と題してリバイバル上映され、2026年公開予定の次回作『楽園追放 心のレゾナンス』の製作が発表されている。 == ストーリー == ナノマシン技術の暴走により地上文明の崩壊をもたらした「ナノハザード」によって、廃墟と化した地球。人類の98%は地上と自らの肉体を捨て、データとなって電脳世界「ディーヴァ」で暮らすようになっていた。 西暦2400年、ディーヴァは異変に晒されていた。地上世界から謎のハッカー「フロンティアセッター」によるハッキングを受けていたのである。そこで捜査官アンジェラは、生身の身体・マテリアルボディを身にまとって地上世界へ降り立つ。 現地オブザーバーとして徴用した地上調査員エージェント・ディンゴは、大量のサンドワームを引き連れて登場し、アンジェラはアーハンに乗ってサンドワームを瞬く間に退治。しかしながら、アーハンはディーヴァからの衛星回線を用いたサポートを受けていることから、フロンティアセッターに行動が筒抜けになることを危惧したディンゴがアーハンの背中にある通信ユニットを破壊。アーハンは鉄屑同然となってスクラップ屋に売却される。 アンジェラ以外の(衛星回線とリンクしたままの)他の捜査官を囮に、他の捜査官の活動範囲外の街へと移動。フロンティアセッターの目的をディンゴは、その目的がフロンティアセッターの発言通り、外宇宙探査なのではないかと推測し、地上からのロケット打ち上げに必要な物資を集めていると仮定し、地上で行われている取引、売買データを洗い出して、大量の硝酸アンモニウムの買取を長期間(売却するラズロの言では祖父の代からの稼業)に渡って続けている取引を見つける。しかし買い取った硝酸アンモニウムから精製していると推測される火薬は市場には流れていない。 硝酸アンモニウムを売却するラズロの取引相手は人間ではなく、遠隔操作と思しきロボットだった。硝酸アンモニウムのケースに仕込んだ発信機を追って、アンジェラとディンゴはフロンティアセッターとの接触に成功する。 フロンティアセッターは、「ナノハザード」以前にある大国が計画した外宇宙有人探査船ジェネシスアーク号建設進行管理アプリケーションに付随する自立最適化プログラムが自我を持つよう進化したものであった。極めて人間臭いフロンティアセッターに「ディーヴァ」をどうこうしようという意思は微塵もなく、自身の目的、外宇宙有人探査船ジェネシスアーク号を外宇宙に向けて発進させることのみが目的であった。 アンジェラは、判明した情報とフロンティアセッターに害意がなく、今後は「ディーヴァ」へのハッキングは行わないと約束したこと伝えるべく「ディーヴァ」に戻ったが、「ディーヴァ」の保安局高官はフロンティアセッターとの対話を拒否し、破壊を決定する。破壊指示を拒否したアンジェラは身分を剥奪され、無期限の「アーカイブ」措置を受けた。 フロンティアセッターが地上で製作していたジェネシスアーク号の機関は完成しており、機関を打ち上げてジェネシスアーク号の完成と発進を待つばかりであったが、地上に降りていた他の捜査官、および衛星軌道から降下してくる増援が迫る。フロンティアセッターはアンジェラとの約束を破って「ディーヴァ」へのハッキングを行い、アンジェラを救出する。 アンジェラとディンゴは他の捜査官のアーハンと壮絶な防衛戦を繰り広げる。 機関を積んだロケットは無事に打ち上げられ、ジェネシスアーク号とのドッキングにも成功。ジェネシスアーク号はフロンティアセッターのみを人類代表として乗せ、外宇宙へと旅立っていった。 ウィキペディア(Wikipedia) |