乃木坂46 |
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『16人のプリンシパル』における配役決定で投票を実施するという点でAKB48グループと差別化を図っていた。このような差別化は乃木坂46の1stシングル『ぐるぐるカーテン』のミュージック・ビデオ(MV)における私立女子校の風景から提示され始めた。乃木坂46は専用劇場を持たないため、その世界観は冠番組の『乃木坂って、どこ?』などの映像を通じて構築され、各曲のMVがその世界観を補完する役割を果たしてきた、AKB48の影の内閣|シャドーキャビネット(shadow cabinet)として存在する。。その様相の描写は1stシングル『ぐるぐるカーテン』のカップリング曲『ぐるぐるカーテン#会いたかったかもしれない|会いたかったかもしれない』のMVから出現し始めた。このため『会いたかった』のMVが真夏に撮影されたのに対して『会いたかったかもしれない』のMVは真冬に撮影された、映画『MAZE (映画)|MAZE』で音楽プロデューサーを務め、ソニー・ミュージックレコーズ内の新レーベル「STUDIOSEVEN Recordings」のチーフプロデューサーとして伊藤由奈、黒木メイサ。、乃木坂46では「AKB48とは異なるかたちのエンターテインメントを目指すプロジェクト」を方針としていくつかのテーマを掲げている、振付面ではミュージカルのような芝居ができるグループとして「差別化したい」「大御所でいきたい」という秋元康の意向から。第二に「文化的」であること。らによって制作された歌衣装は「おしゃれなリセアン|リセエンヌ」というイメージから、紫をキーカラーに淡い色調で彩られたクラシカルなフォルム、白い三つ折りソックスとワンストラップのエナメルシューズが定番である。一転して強いメッセージ性を伴うダンスナンバーとなった『制服のマネキン』のMVはYouTube上において当時の最多再生回数を記録し、のちに乃木坂46の作品群の中でも「ヒット曲」とみなされるようになる。林修によれば、その次作である5thシングルの表題曲「君の名は希望」の歌詞は、主人公の「一人の少年の自我の目覚め」を描写している。 その後、6thシングル『ガールズルール』でグループ結成時からセンターを務めてきた生駒里奈が白石麻衣とセンターを交代、生駒のAKB48グループ#移籍と兼任|AKB48兼任が発表される。これに対し、白石麻衣や西野七瀬、生田絵梨花などのメンバーが異議を唱え、見解の相違は物議を醸し、何をもって公式ライバルなのか、グループの存在意義が問われた。ファンの間では兼任反対の署名運動が巻き起こった。この結果、AKB48を「乗り越えなければならない目標(坂道)」としていた乃木坂46は、AKB48グループのような構造を追求するのではなく、個々のメンバーの個性を活かす方向へと移り変わっていった。4月2日発売の8thシングル「気づいたら片想い」では西野七瀬が初の表題曲センターに抜擢された。2015年には「乃木坂46 新プロジェクト」を掲揚し、乃木坂46に続く坂道シリーズ第2弾として欅坂46(現:櫻坂46)が誕生した。これを機に乃木坂46はAKB48とは異なる独自グループとして始動する。 2017年には17thシングル『インフルエンサー (曲)|インフルエンサー』で初のミリオンを達成。同年、爆発的な売上を記録した白石麻衣の2nd写真集『パスポート』を筆頭に、メンバーの写真集6作がオリコン年間写真集ランキングトップ10にランクイン。11月7日・8日には東京ドームでの初ライブとなる「乃木坂46 真夏の全国ツアー2017 FINAL! IN TOKYO DOME|真夏の全国ツアー2017 FINAL!」を開催して2日間で計11万人を動員し、年間のライブ総動員数は約46万人に達した。15本以上のCM出演数を含め、これらの数字は女性グループとして歴代トップクラスで「No.1アイドルグループ」と称された、賞レースの実績でもAKB48に肩を並べた、生駒里奈や西野七瀬、若月佑美など結成当初からのメンバーを含む8人がグループを卒業。3期生・4期生のみでの番組出演や単独ライブ開催など、次世代とされるメンバーがフィーチャーされる機会が増加し。これらの潮流を世代交代のターニングポイントと位置づけるメディアもある。 2023年には最後の1期生だった秋元真夏と2期生の鈴木絢音が卒業し、名実ともに新体制となって迎えた「乃木坂46 真夏の全国ツアー2023」では、グループ初の沖縄公演のほか、明治神宮野球場4日間の公演を史上最少人数で臨み、東京公演のみで15万4000人、全16公演では25万人を動員した。 ウィキペディア(Wikipedia) |